シンプルライフで生きていく

 

おはようございます。

GW期間中はせっせと断捨離に励んでいた『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

断捨離をした結果、普段使用していないものを処分したおかげで部屋が少し広くなり、心身ともにすっきりとした気分でいます。

とはいえ、クローゼットの中や収納棚の中には、処分した方がいいのにもかかわらずなかなか捨てられないものがあったりします。

処分できないものを見えないところに押しやったことでスッキリとしている部分もあり、まだまだ本格的な断捨離となっていないところがいささか残念でもあります。

それでも、このようなまとまった休日でもない限り、不要なものをまとめて処分するといったことはなかなかできるものではないので、良いGWを過ごせたと思っています。

スッキリすれば、今に集中できるようになる

さて、断捨離をすることで気分的にスッキリすることができましたが、こういったスッキリ感は生きていく上でとても大切なことであったりします。いつもモヤモヤを抱えて生きるより、毎日をスッキリした気分で生きた方がいいのは当然のことです。

そして何より、このようなスッキリ感を常に持って生きていけるようになると、人生がより良い方向に好転していくこと間違いなしです。従って、私のようにGWのような時だけスッキリするのではなく、普段から整理整頓を心掛けていきたいものです。

断捨離とは極端な事をいえば、普段使わないものは全部捨ててしまうということです。ですので断捨離をすることで、片付けが必要最低限で済むようになることや、掃除がより簡単になるといった効果が生まれてきます。また部屋そのものが広く感じられるようになることから、広々とした空間の中で暮らしていくことも可能となります。

きれいに片づけられた部屋で過ごすのと散らかった部屋の中で過ごすのとでは、意識に与える影響は大きいということは容易に想像できます。散らかった部屋にいると、「いつか掃除しなければ」という思いを常に抱えて生きることとなります。また、散らかった部屋の中で過ごしていると、どうしても意識が散漫になってしまいます。心の中がいつもざわついているような中で生活していること自体、精神的にあまりよいとはいえないでしょう。

また、こういったスッキリとした環境の中で生活をしていると「部屋を片付けなければ」とか「掃除しなくちゃ」といったことを考えなくてすむようになり、思考の部分でも断捨離ができるようになります。

つまり、断捨離をするということは、単に物を捨てるという意味だけでなく、無駄な思考もなくしていけるという効果もあるのです。無駄な思考がなくなると、必然的に集中力も向上していくことでしょう。

掃除は心を磨く修行

お寺で修行しているお坊さんは、毎日のように掃除をしているイメージがありますが、お坊さんたちには掃除によって心磨いていくといった修行をしているそうです。修行というと精神面を鍛えるというイメージもありますが、単に掃除が精神面を鍛え上げるということだけでなく、環境面を整えることで精神面も整るといった効果もあるはずです。

また持ち物を最小限にすることで、生活そのものをシンプルにしていくという効果もあるはずです。少し歴史の話になりますが、インドにいたブッダとその仲間たちは、所用できる物がお椀と髪や髭をそる剃刀、袈裟と呼ばれるボロ布を縫い合わせた衣類だけだったそうです。

もちろん我々がそれを真似ることはできませんけれど、持ち物を可能な限り少なくすることができたなら、考え方もシンプルになっていことでしょう。物を増やすという考え方ではなく、減らしていくという視点を持てるようになると、考え方の幅も広がります

あえて行動することで悩みなくしていく

人は行動する際にいろいろな事を考慮したうえで決断し行動に移していきますが、修行をしているお坊さんのように行動から考え方を変えていくという方法も存在しています。

心理療法のひとつに行動療法というものがありますが、この行動療法はまさに行動によって思考を変えていこうとするものです

「ああでもない、こうでもない」と考えてばかりいては、なかなか行動に移すことができません。行動に移せない状態が延々と続いてしまうと時間ばかりが流れていってしまいます。

しかし結果はともあれ、とにかく行動してみて、そこから生まれた結果から物事を判断していくのもひとつの方法です。行動して生まれた結果は、心と体を使って得た結果なので頭の中で考えて出した結果よりも情報量が倍以上にもなります。また体を通して得た情報であるから、理屈ではなく感覚的に得られた情報も含まれています。感覚を通して出した結果は、実感を伴っているので、結果的に正しい判断をさせる力となるでしょう。

心の動きと行動は必ずリンクしています。従って、行動から精神面を整えていくことも可能となります。例えば、自分の気持ちが整理できずにいて悩んでいるという人であるならば、部屋の中で思いを巡らせるのではなく、部屋の中を整理するという行動から問題解決に向かっていくのもいいかもしれません。まずは外側を整えて、それから内面を整えていくのです。心が乱れが部屋の中の乱れとなって顕れているのならば、先に部屋の中をきれいにしてしまえば、心の中もきれいになるといえます。

また、直接、問題解決に繋がらないようなことでも、体を使ってみることが結果的に問題を解決させることもあるでしょう。

今現在、何かしらの理由で身動きが取れずに思い悩んでいるのであれば、まずは体を動かしてみることから始めるといいかもしれません。散歩したり、ジョギングしたりするだけでも気分は変わってきますし、ちょっとした山を登ってみるのもいいでしょう。あるいは、時間はかかりますけれど、ダイエットしてみるというのもひとつの手です。体が軽くなれば、自然と行動力も上がってくるものです。

いずれにしても、内的な問題を変えたいと思うのならば、まずは外的な要因からクリアにしていくという手法もあるということも頭に入れておくのもいいでしょう。

心のお掃除ができると、日本の未来はシンプルになる

今、マインドフルネスが流行っているようです。マインドフルネスは、ある種の瞑想法であると私は考えます。では瞑想とは何なのかというと、心の掃除であると私は思っています。

心の中には、いい意味でも悪い意味でも、今この瞬間の集中を妨げてしまう記憶や感情といったものが存在しています。瞑想をすることで、今この瞬間の集中を妨げてしまう記憶や感情に気付き、それを手放していけるようになるといった効果があります。

瞑想そのものは、心のお掃除を目的とはしていませんが、これを続けていくと、結果的に心の中のお掃除ができるようになるのです。

心の中のお掃除ができるようになると、今しなければならないことが明確になってきます。今しなければならないことが明確になると、ある目標に対して最短距離でアプローチできるようになります。そうなると、色々な意味で効率が良くなっていき、人生がシンプルになっていきます。

従って、マインドフルネスをする人が日本に増えるようになると、日本の未来は物理的にも精神的にも無駄の少ないシンプルな社会になるのではないかと想像します。

夢のお告げで大掃除

ところで、私がこのGWになぜ断捨離をしたかというと、先日、大掃除している夢を見たからなのです。その夢を見た朝、私はGWに断捨離をしようと決意したのです。

フロイトの夢分析ではないですけれど、私の深層心理が大掃除をすることをきっと望んでいたのでしょう。

自分の未来を都合よく解釈するならば、これから引っ越しをしなければならないといった大きな変化が起こるのかもしれません。その準備ために身辺の整理をする必要があったのかもしれません。

もし本当に引っ越しをするような未来が訪れるのであれば、これからも継続的に断捨離をしていく必要があるのかもしれませんね。

本日のまとめ

シンプルライフで生きていく
① スッキリ感は生きていく上でとても大切なことであり、人生を好転させる力がある。
② 物を減らすと片付けや掃除が簡単になり、かつ思考のダイエットにも繋がる。
③ 環境面を整えることから内面を変えていく、行動することで思考を変えていく。
④ 行動して得た情報は、感覚をともなっているので正しい判断に繋がっていく。
⑤ 心のお掃除ができると、考え方がシンプルになるとともに目標が明確になっていく。

 

自然体でできることからはじめよう!

 

おはようございます。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

本日は、行動について述べていきたいと思います。

人には、何かをしたいという欲求がある反面、それを行わないようにしようと考えてしまうという習慣があります。

例えば、婚活をしてみたいと思っているのにも関わらず、全く行動できないでいるとか。今はしなくてもいいや、本当に必要になったらしよう、と考えてしまったり。

したいと思うことを先延ばしにしたりしているうちに、その欲求はやがて薄らいでいき、結局、何もせずに時が過ぎていくことが多々あります。

また、逆の場合も考えられます。本当は何もしたくないけれど、今しなければどうしようもなくなるというときです。いわゆる切羽詰まった状態のときですね。

婚活の例でいうなら、もしかすると本当に切羽詰まったならなりふり構わず、いろんなイベントに参加するようになるかもしれません。

では、なぜ人はやりたいと思ったことを、先延ばしにしたり、ぎりぎりの状態になるまで行動できないといった現象が起こってしまうのでしょうか。

未経験の事には恐怖心が働く

人は未経験のことに対しては何かと警戒してしまうものです。未経験であるがために、実際に行動に移したときに、失敗するのではないかとか、失敗してしまうことで他の人に変な目で見られてしまうのではないかと考えてしまいがちです。あるいは費用対効果を考えてしまった結果、失敗したら損をするのではないかととも考えてしまったりもします。

やってみたいと思っているのにもかかわらず、未経験のことに対してなかなか行動に移せていけないのは、この「失敗したくない」という思いが、欲求に勝ってしまうというこなのです。

しかし、その一方で経験のあることであったなら、人は重い腰もすんなりと上がってしまうのです。

婚活パーティーに参加するのは気が引けるけど、書店に行って婚活に関する本を買うことは簡単にできたりします。あるいは、婚活に関する情報をネットで調べることも簡単にできるでしょう。

つまり、本屋に行って本を買うことやネットで情報を検索することは、日常生活の中で普段からしていることであるから、何の抵抗もなくできるということになります。しかし、はじめて婚活パーティーに参加するということは、未経験のことであり、実際に参加した場合に上手く場の雰囲気になじめるかどうかなど、当日の不安をついつい連想してしまいがちです。その不安が勝ってしまうと婚活パーティーに参加することに怖気づいてしまうのです。

しかし、普段から婚活パーティーにばんばん参加している人にとっては、そういった不安は皆無といっていいかもしれません。結局のところ、人は経験したことがあり、どう行動すればよいのか、といった見通しを立てることができれば行動できるといえるのです。

であるならば、不安に感じる婚活パーティーも行くかどうか悩むのではなく、悩む前に行ってみて経験してしまえばいいということになります。勇気を出して経験してしまえば、もう婚活パーティーに参加することに怖気づくというようなことはなくなるといえるのです。

しかし、そうは問屋は卸しません。

勇気を出してやってみたけど、失敗してしまった

いろいろと悩んだ挙句、あなたは勇気を出して婚活パーティーに参加したとします。そこで大切になってくるのは、その婚活パーティーでの体験です。

もしあなたが参加した婚活パーティで楽しい経験ができたなら、また折を見て同じようなイベントに参加できるようになるでしょう。また、楽しかったと思えなくても無難に過ごすことができたなら、あるいは、また参加することに抵抗はないかもしれません。しかし、この婚活パーティーで嫌な体験をしてしまったなら、あなたはもう2度と婚活パーティーに参加したいとは思わないかもしれません。

カウンセラーのもとに足を運んでくる人達は、基本的に3番目の方々です。3番目の方々はこれまでの人生で、勇気を挫かれてしまった経験が大なり小なりあって、それが克服できずにいる方たちなのです。

実をいうと、失敗してしまった結果、行動ができなくなってしまったという人は世の中にはたくさんいたりするのです。

人は行動した結果、いい経験ができた場合、それが自分自身の自己効力感を上げることとなり自信を持つことができます。しかし行動した結果の体験が、あまりよくない場合であったとき自己効力感が下がってしまい自信喪失に繋がってしまいます。

自信を失っている人は、もうこれ以上自己効力感を下げたくないので、行動力が下がってしまう傾向にあるのです。やはり生きていく上では、この自己効力感が大切です。一度、自己効力感を失ってしまうと、それを復活させるのが大変であるということを誰もが本能的に知っています。ですので、一度自信を喪失してしまった場合、それ以下にならないよう食い止める作業を行うものなのです。

結局のところ、やりたいという欲求があるのにかかわらず行動になかなか移せないといった人は、自尊心を失わなわないようにと思う気持ちがブレーキとなり行動に移させないのです。

その一方で、行動した結果、良い体験を繰り返ししている人は自信がどんどんついていき、未経験のことに対しても不安を持つことは少なく、どんどん新しいことにチャレンジできるようになるといっていいでしょう。

最初の婚活の話に戻りますが、婚活パーティーに行きたいと思いながらもなかなか参加できないのは、婚活パーティーでうまく対応できるかどうかが問題なのではなく、「失敗してもう辛い思いをしたくない」という思いが心の奥底にあるといえます。

行動化させるのではなく、本当の価値観を知って貰う

では私のもとに、なかなか行動に移せない人がやってきた場合に、どのようなスタンスで対応するかというと「どちらでも大丈夫ですよ」という態度で接します

なぜならば、なかなか行動できない人にとっての問題は、行動できないことではなく、その人自身の価値観が何であるか、本来は何を望んでいるのかということを自覚していないということなのです。そして、不思議な事にその人その人なりの価値観や本来の望みを十分に自覚できるようになったとき、人は自然と行動できるようになるものなのです。

ですので、「してもしなくてもどちらでも大丈夫です、その代わりあなたが本当に望んでいることが何なのか探索していきましょう」といいます。

あなたの価値観に沿うことであれば、あなたはすぐに行動に移すことができます。仮に婚活パーティーに参加できなくても、もしかするとガーデニングのイベントならすんなりと参加できるかもしれません。

婚活パーティーに抵抗を感じるということは、そもそもあなたは結婚することを本当に望んでいるということではないのです。もしかすると、本当に望んでいるのは植物とともに過ごすことであり、そういった生活をすることの方が大切なのかもしれません。

つまり、あなたの価値観の優先順位は、婚活をすることではなく、ガーデニングを学ぶということが高いということになります。あるいはあなたの価値観は、社交性よりも、黙々と何かを作っていくことに喜びを感じるということの方に重きがあるのかもしれません。そういった自分にとって何が大切であるかということが見えてきたとき、あなたはあなたの必要とすることを始めることができるようになるでしょう。従って、例え過去にガーデニングのイベントに参加したことはなくても、それにすんなりと参加できるというのであれば、そこには、あなたなりの価値観が存在しているといえます。

このように自分自身がどうなりたいのか、何を望んでいるのかといった価値観をしっかりと認識さえできれば、人は行動できるものなのです

また、こうも考えることもできます。婚活パーティーに参加することには、失敗してしまうかもしれないという思いが生まれてしまい、その結果として、それが緊張を生み、あなたを自然体でなくさせてしまいます。その一方で、ガーデニングのイベントであるならば緊張もしないし、自然体で過ごすことができるというのであれば、それはあなたの価値観の現れといっていいでしょう。

婚活パーティーで出会った見ず知らずの人と話すときは緊張してしまうかもしれません。けれど、ガーデニングのイベントで出会った人ならすんなりと話ができる可能性は高いでしょう。つまり、あなた自身が本来何を求めているのかを知ることができれば、自然とそれに付随するように出会いも起こってくるといえます。緊張して話してしまう相手と、価値観が共通していて自然体で話せる相手では、どちらがあなたにとって大切な存在となり得るでしょうか?

従って、大切なことは、あなたがどのようなビジョンを持って生きているのか、これからの生活をどのように過ごしていきたいかということを、より深く知るということが大切であるといえます。

大事なのは、あなたが自然体でできることをするということでありかつ未体験な事でも自然体でできそうなことにチャレンジしていくというところから始めていくということなのです。

自然体でできることからはじめよう!

上に書いてきたことは、あくまでも失敗したくないという思いが強い人の場合についてのケースです。とはいえ、未経験の事でもどんどんチャレンジできるという人の場合でも根本の部分は一緒です。

なぜなら、未経験の事でも物おじせずチャレンジできるという人は、チャレンジするということそのものに、より自然体に近い状態で挑めているからです。ですので、どんな人でも自然体に近い状態でできることをするのが一番のベストといえるでしょう。

しかし、だからといってできることだけをしていればいいというものではありません。入口は自然体でできそうなことであったとしても、自分の価値観に沿っていてしなければならないと思えるようなことはしていく必要があるでしょう。

ガーデニングを始めた結果、それが楽しいと思い、ガーデニングに関する仕事をしようと思ったなら、それを実現していくことが大切なことです。もしあなたの中に、植物に囲まれて生きていたいという価値観があるのならそれは実行していくべきです。そこの部分での行動化にひるんではいけません。それこそ、勇気をもって行動すべきです。

とはいえ、安心してください、結局のところ、人はどんなに時間が掛かろうと、本当にしたいと思ったことは必ずするものなのです。ですので本当にしたいと思うことは、必ず行動に移すことができます。

我々カウンセラーがなかなか行動化できない人に対して何をしているかといえば、その人その人が本当に求めているのが何なのかということを探っていくことです。そして、それを一緒になって見つけ出していくことで自己実現に至るまでの時間を短縮させているのです。

人は、自分の求めている本当の価値観を知ることができ、それを実現したいと本気で思えるようになったとき、自然と行動できるようになります。

ですので、もし今現在、行動できないで悩んでいるという方は、自分が今何を望んでいるのか、どのような人生を送っていきたいのかを徹底的に洗い出していくといいでしょう。

本日のまとめ

自然体でできることからはじめよう!
① 人は未経験のことに対しては何かと警戒してしまうもの。
② 人はどう行動すればよいのかといった見通しを立てることができたなら行動に移すことができる。
③ 人は、一度自信を失うと、もうそれ以上自信を失いたくないという思いが働くもの。
④ 行動できないことが問題なのではなく、自分自身の価値観を自覚していないことが問題なのである。
⑤ 自分の価値観を十分に認識できたとき、人は自然と行動できるようになる。
⑥ 自然体でできることからチャレンジしていく、というところから始めていくといい。
⑦ 自分の価値観に沿っていることであるならば、それは積極的にチャレンジしていく必要がある。
⑧ 人は本気でしたいと思ったことは必ずする。

 

傾聴の大切さ③

 

会話を重ねていくことで、ふと気付きが生まれることがよくあります。気付きは人の表情を明るくさせ、肩に入っている余分な力を一気に抜いていきます。気付きには、人をリラックスさせる力があり、より自然体に向かわせることができるのです。

自然体で生きている人は最強です。なぜなら自然体の人は、自分の中に存在している理(ことわり)を知っている人であるからです。

人は、自分自身の中の理を知れば知るほど、自然体に近づいていけます。

人は、自然体そのものになったとき、すべての理を知ることができるのです。

 

おはようございます、『落ちこぼれが創る未来の会』代表のwatanabeです。

 

人は生まれた時は自然体

人は誰もが自然体で生まれてきます。赤ん坊は自然体であり、色に例えるなら真っ白です。しかし、人は成長していくにつれて、その人その人なりの色を身に付けていくこととなります。様々な環境や様々な経験が独自の色を身に付けさせるのです。そうして、色が身に付いていくにつれ、人はいつしか自然体でいられなくなってしまいます。

とはいえ、自然体の自分から遠ざかっていくことは当然のことともいえます。なぜなら、真っ白のままであったらこの世の中を生きていくことができなくなってしまうからです。人は、色を身に付けていくことで、社会に対処していける能力を身に付けていくのです。

しかし、必ずしも身に付けた色がいいものばかりではないこともあるでしょう。身に付けた色が、何かしらの不具合を生じさせ、その結果、身動きが取れなくなったり、八方塞がりにしてしまうことだってあるはずです。

そのようにして身動きが取れなくなってしまったり、八方塞がりになってしまった結果、多くの人が、カウンセラーもとへ足を運ぶようになります。

我々カウンセラーは、そのような問題を抱えてしまった方々に対してカウンセリングを通して、可能な限り自然体に近づいて貰えるようお手伝いをしていきます。不調和の原因となってしまっている色を抜き、より自然体に近いづいていって貰うのです。

この色を抜く作業は「気付き」を持って行います。「気付き」は、クライアントの持っている不都合な情報や思い込みなどを相殺させる力があります

不具合を生じさせていた色を相殺していくことで、今度は、気付きによってできた新たなキャンバスの上に、自分の色を自分の意思で描いていって貰えるよう導いていきます。

話を聴いて貰いたいというニーズを満たす、それだけでいい

カウンセラーは会話のプロでありますけれど、何も難しいことをしているのではありません。淡々と相手の話を聴き、その中から疑問に思ったことやもう少し知りたいなと思うことについて質問をしているのにすぎません。

ではなぜカウンセラーが相手の話を淡々と聴き、疑問に思ったことを詳しく話して貰うことを繰り返していくかというと、人は自分自身の話をしているうちに、自然と自分の気持ちや考えが整理できるようになるということを知っているからです。

自分の気持ちや考えが整理できるということは、自分自身を第3者的に見ることができるということです。人は自分自身を客観的に見ることができた時、問題の中の矛盾点に気付けるものなのです。

また、カウンセラーは、多くの人が自分の話を聴いて貰えることに大きな喜びを感じるということも知っています。人が自分の考えや気持ちを、無条件に聴いて貰えるだけで、自然と力が湧き上がってくるということを知っています。自然と力が湧き上がってくると人は迷うことなく行動できるようになるものなのです。

自分の抱えている矛盾に気付き、それに対して行動できるようになれば、カウンセラーの仕事の大半は達成されたようなものといえるでしょう。

人は行動できないから悩むのであり、何かしらのきっかけで悩みが解消でき、自らの意思で行動できるようになったなら、そこから先はひとりで問題の対処にも取り組めるようになるでしょう。

このように、人は他者と対話することで自分自身を客観視し、矛盾点に気付くことができれば、不調和の原因であった色をひとつ落とすことができます。色を落とすことで、より自然な状態の自分に近づくことができたなら、気持ちは軽くなり、重い腰が上がっていくようになるものなのです。

傾聴というと、話を聴くということだけに思われがちで、どうしてもアグレッシブに問題解決に取り組んでいないように思われがちです。しかしながら、この相手の話を受け入れながら丁寧に聴いていくということだけでも、問題解決に向かわせるパワーを十分持っているのです

カウンセラーいらずの世の中に!

他人同士の会話を聴いていると、会話が嚙み合っていないために、会話が会話として成立していないと感じる場面によく出くわします。そういった時、私は「もったいないな」と思います。

会話はプラスとマイナスがが揃ってはじめて成立するものであり、プラスとプラス、マイナスとマイナスでは反発してしまいます。

人は基本的に会話に対して無自覚です。会話は生まれてから育っていく環境の中で自然と習得していくものであり、特に詳しく学ぶ機会も少ないため、誰もが自己流で会話をしているといっていいでしょう。

カウンセラーは、カウンセラーになるための勉強中に、自分がこれまでしてきた会話がいかに無自覚だったかを学ばされます。それまでの会話がいかに自己中心的なものであったかを思い知らされるのです。

しかし、この無自覚さを知ることによって、人の持つ心理的背景を十分に理解できるようにもなります。目の前の人が、今、どんなニーズを持っていて、それを会話を通じてどのように解消していきたいのかを知ることができるのです。

会話の中には、自分の中にある何かを誰かに伝えたいという欲求が存在しています。この欲求を満たされることがないと、それこそ欲求不満の状態に陥ってしまいます。

従って、周囲に話を聴いて貰える人がいないと、欲求不満は解消されることなく行き場を失い、その人はストレスを溜めてしまうこととなってしまうでしょう。

カウンセラーは、目の前のクライアントが、何を話せば欲求不満を解消させられるのか、というニーズを探しながら話をしっかりと聴いてきいていきます。そういったニーズを上手に見つけていくことで、気付きを促がしていくのです。これができるからこそ、カウンセラーがプロであるといえる証拠でもあるといえるでしょう。

とはいえ、この話し手のニーズを満たしてあげられる存在が、必ずしもカウンセラーである必要はありません。身近にいる信頼のおける人であれば何も問題はないのです。人は信頼できる人に心のうちを話すだけで、十分に自分を癒すことができるのです。

そこで大切になってくるのが、話を聴く側の態度ということになります。悩みを持っている人に対して、会話のキャッチボールができるよう、上手にプラスとマイナスを使い分け、その人の欲求が解消できるよう、話を丁寧に聴いてあげる必要があるといっていいでしょう。

調和的な世の中にするために、まずは相手の話をしっかりと聴こう!

会話の中でプラスとマイナスを使い分けができ、会話の中から気付きを引き出してくれるような人が身近にいる心強いものです。そういった人が、世の中にたくさん存在するようになったななら、この世の中は必ずよくなります。

そういった意味でも、自覚的に会話ができるようになる人を増やしていくことが、カウンセラーの使命のひとつなのかもしれません。

カウンセラーは、普段の会話を通じて会話のプロとして周囲の見本となり、たくさんの人に良い影響を与えていくよう心掛けていく必要があるでしょう。

カウンセラーは周囲に影響を与えることで、少しづつ調和的な会話のできるような人を増やしていき、その結果として、身近な人を通じて問題解決のできるような世の中を形成していけるよう仕向けていかなければなりません。

人と人との間に気付きが生まれると、そこに成長が生まれます。そのようにして生まれた成長が、必ずこの世の中を良くしていくことに間違いはありません。

もし、このブログをご覧になっている方の周りに、辛そうにしていたり思い悩んでいるような人がいたら、少しだけでもいいので、そういった人の話を聴いてあげてください。

話を聴いてあげることだけで、問題が解決してしまうこともたくさんあるのですから。

落ちこぼれこそが新しい未来を作る!

苦しみを体験した上でそれを克服し、意図して自然体で生きることのできるようになったとき、人は理を知ることができるようになります

私たちの会では、そういった人とともに新しい世の中を形成していきたいと考えているのです。

本日のまとめ

タイトル
① 人は、自然体そのものになったとき、すべての理を知ることができる。
② 気付きは、クライアントの持っている不都合な情報や思い込みなどを相殺させる力がある。
③ 人は、自分自身の話をしていると、自然と自分の気持ちや考えが整理できるようになる。
④ 人は自分自身を客観的に見ることができた時、問題の中の矛盾点に気付くことができる。
⑤ 人が自分の話を聴いて貰えることに大きな喜びを感じるものである。
⑥ 丁寧に聴いていくということだけでも、問題解決に向かわせるパワーを十分持っている。
⑦ 人は信頼できる人に心のうちを話すだけで、充分に自分を癒すことができる。
⑧ 人と人との間に気付きが生まれるとそこに成長が生まれ、その成長が世の中を良くしていく。

 

 

傾聴の大切さ➁

 

こんばんは。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

前回は、傾聴がクライアントとの間に信頼関係を構築させるということを書きました。

また、傾聴の大切さは信頼関係の構築だけでなく、お悩みについての情報収集をすることであったり、カウンセラーがクライアントの悩みをより詳しく聴いていくことで、クライアント自身の中から気付きを生み出す効果もあるということにも触れました。

本日は、前回に引き続き傾聴の大切さについてお話していきたいと思います。

傾聴の基本ヒアリング

カウンセリングやコーチングを行っていく際に、一番最初にすることといえば、当然のことながら、「お悩みの内容をきくこと」となるでしょう。

クライアントは、何かしらの問題があって相談に来てくれているわけですから、まずはその内容を聴いていかなければなりません。

お悩みの内容は、それこそ千差万別でいろいろとありますが、基本的なことでいえば、「どうしていいかわからない」ということになるでしょう。

ですので、我々としては、クライアントの方々にとって、どのように行動すれば問題を解決できるようになるのかを一緒になって探し出していくということとなります。

そこで大切になってくるのは、以下のようなことです。

① クライアントは今、どのようなことに悩んでいるのか。
② その悩みの背景に、どのような価値観が存在しているのか。
③ その価値観が、クライアントの行動化をどのように阻んでいるのか。

 

この①~③を聴いていくことで問題を把握し、それによってカウンセラーが、様々な手法を使ってクライアントを行動化できるように誘っていくわけですが、この①~③のヒアリングが正確にできないでいると、問題解決に繋がるような提案ができなくなってしまいます。

ですので、①~③の部分を丁寧に聴いていくことが、カウンセリングの鍵であり、このことを可能にするのが傾聴であるといえます。

傾聴に臨むカウンセラーとしての姿勢

傾聴するといっても、ただ相手の話を聴いていればいいというわけではありません。
傾聴を通して問題を把握しつつ、前回も述べたように、信頼関係の構築もしていかなければなりません。

従って、傾聴にはヒアリングをすると当時にクライアントとの間に信頼関係を結んでいくという技術であるといえます。
ですので、傾聴をするにあたってのカウンセラーとしての態度がとても重要になってくるのです。

カウンセラーは、受容、共感、自己一致、という3つの要素を持って傾聴に臨みます。
受容、共感、自己一致をもう少し詳しく説明すると、「クライアントの話を批判も否定もせず、クライアントの抱いた感情に共感し、クライアントの存在そのものをありのままに受け入れていく」ということとなります。

(*受容、共感、自己一致については後日、詳しく書いていきたいと思います。)

この受容、共感、自己一致の態度で、カウンセリングに臨んでいかないとクライアントとの間に信頼関係を結ぶことができなくなってしまいますし、信頼関係を構築できないでいると、問題の把握に至るヒアリングも正確にできなくなってしまいます。

よって、クライアントの話を聴くということでさえも、ひとつの技術であり、受容、共感、自己一致の態度で臨む傾聴は、カウンセラーにとっての基本中の基本の技術といってもいいでしょう。

人は信頼できる人でないとなかなか本音で話ができないものです。ですので人と人との間に信頼関係ができるまでには、ある程度の時間が掛かってしまうのが一般的です。

しかし、カウンセリングを行うにあたっては時間という制限が生まれてきます。
初対面の人同士で、しかも短い時間の中で問題を解決していかなければなりません。

しかし、傾聴の技術が身に付いてさえいれば、短時間で信頼関係を構築しつつ、問題の把握を効率よく行ってくれるのです。

カウンセラーとしての資質

傾聴の技術があることはカウンセラーにとってとても大事であるということをここまで書いてきましたが、それ以前にカウンセラーとして大切な資質があります。

それはどういうことかというと、日常生活のどんな場面であっても、「この人だったら相談に乗って貰いたいな」と思われるような存在であるということです。

カウンセラーには、人としての誠実さであったり、温かみのある人柄であったり、そういった人間性が求められます。
従って、日常の生活の中でも誠実性や、温か味のある人間関係を結んでいける力が求められてきます。

日常の生活の中でも誠実さに欠けていたり、冷ややかな人間関係しか結べない人が、カウンセリングをしたとしてもその結果が、どうなるかは目に見えているといえます。

そういった意味も、日常生活の中でもカウンセラーとしての資質を持って生きる必要があり、普段から誠実さや対人関係を円滑に結んでいけるような人間でなければならないといえます。

逆にいえば、普段から誠実に人間関係を結べているような人は、カウンセラーに向いているともいえますし、もしそういった人が身近にいるのであれば、そういった方に相談に乗って貰うことをお勧めします。

カール・ロジャースの言葉

これは、現在のカウンセリング体系の基礎を作ったカール・ロジャースの言葉であり傾聴の力を物語っている言葉です。

人は他の人から理解され、わかってもらえたと思った時、心にある変化が生じます。それが真に自分に向き合う力となり、自らを成長させていきます。

 

人は問題を解決できる能力を本来は持っているものなのです。しかし、その能力を持っていることになかなか気付くことができません。

そこで、カウンセラーがその能力に気付くためのお手伝いをしていくこととなります。

ロジャースの言葉を借りれば、クライアントの心に変化を起こす存在として、カウンセラーが存在していて、カウンセラーがクライアント自身の成長できるようなきっかけ作りをしているといってもいいでしょう

そして、その第一歩としてカウンセラーのすることが傾聴であるといっていいでしょう。

本日のまとめ

傾聴の持つ力
①傾聴は問題の把握をしながら、信頼関係の構築もしてくれるとても優れた技術。
②傾聴は短時間でに信頼関係を結び、効率よく問題把握を可能にさせてくれる技術。
③カウンセラーは普段から誠実で温か味のある人間である必要がある。
④傾聴には、クライアント自身の成長を促す力がある。

 

次回は、カウンセラーが傾聴することによって、クライアントの中から自然と気付きが生まれるということに付いてお話したいと思っております。

 

傾聴の大切さ

 

こんばんは。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

この会では、①お悩みを持った方の問題解決のお手伝いをすること、➁カウンセリングやコーチングを通じて出会った方々と新しい価値観を形成し明るい未来を築いていくこと、を目標として活動をしております。

まずは、その一環として、この会の礎となっている、カウンセリングやコーチングの周知や普及を行っていきたいと考えております。

カウンセリングやコーチングがもっと世の中に普及し気軽なものとなり、その結果、より多くの人々が、日々の生活を楽しく豊かに送れるようになることを願ってやみません。

また、私はカウンセラーやコーチの持っている対人関係の技術が広がっていくことで、世の中が前向きで調和的になると信じております(カウンセラーやコーチは対人関係のプロなのです)。

ですので、このブログを通して、日常生活に役立つ対人関係の情報を提供していきたいと考えています。

カウンセリングには返報性の原理が用いられている

さて、前回はアサーション(自分のことも相手のことも大切にしましょうという精神)について述べました。

その中で返報性の原理がカウンセリングに用いられているということについて触れました。
今回はこのことについてもう少し詳しく述べていきたいと思っております。

返報性の原理とは、簡単に言ってみれば、良いことをされる(悪いことをされる)とお返ししたくなるという人間の心理のことです。

例えば、年賀はがきが思わぬ人から届いた場合、あなたならどうしますか?
きっと、その人にお礼の文を添えて年賀はがきを送り返すのではないでしょうか。

このように、人は頂いたものに対して、同等か、それ以上のお返しをしたくなるという心理が働きます。
つまり、人は厚意を受けると、厚意でお返ししたくなるものなのです。これを返報性の原理といいます。

従って、この返報性の原理を日常生活に取り入れていくだけで、人間関係が良好になっていくといっても過言ではありません。

傾聴が大切なのは、返報性の原理が働くから

カウンセリングやコーチングを学んでいくと、まず最初に傾聴の大切さやその必要性を学びます。

では、なぜこの傾聴が大切であるかというと、傾聴は、カウンセラーとクライアントとの信頼関係の構築に欠かすことのできないツールだからです。

そして、この傾聴がしっかりとできたとき、クライアントの中からおのずと返報性の原理が芽生え始めます

人は自分の話をしっかりと聴いてくれる人に信頼感を抱くようになります。特に悩みを抱えていたり、前に進めないでいるような状況にある人にとっては、自分の話を聞いて貰えることが、大きな安心感となります。

この安心感こそが、カウンセラーとクライアントの間で生まれる信頼関係であり、安心してなんでも話せる関係ができてはじめて、本当の意味でのカウンセリングが始まるといってもいいでしょう。

このようにして生まれた信頼関係は、どちらかが一方的に与えるという縦の関係ではなく、双方が与え合うという横の関係であり、とてもリラックスできる関係性であるといえます。

返報性の原理が問題解決に導いていく

プロのカウンセラーやコーチは、問題解決に至る方法や技術をたくさん持っています。しかし、こういった方法や技術をクライアントに対してすぐに使うわけではありません。

なぜならば、信頼関係が構築されておらず、返報性の原理が働いていない間は、カウンセラーの持っている技術や技法が活きてこないからです。

例えば、街で出会った見ず知らずの人に、突然、「あなたは〇〇すべきです」と急に指図されたらどう思うでしょうか。
きっと、誰もがむっとして「何言っているんだこの人?」となるでしょう。

しかし、信頼のできる友人から「あなたは〇〇すべきじゃない」と言われたら、「そうかもしれないな」と思うこともあるでしょう。

カウンセラーとクライアント関係は、極端なことを言ってしまえば、見ず知らずの人同士が街で出会っていきなり話し合うようなものです。

ですので、出会ってすぐにカウンセラーが「あなたは〇〇した方がいいですよ」と言ったとしても、クライアントの気持ちはそう簡単には動きません。

しかしながら、カウンセラーがクライアントの話を丁寧に丁寧に聴いていき、悩みを理解し共感することができたなら、自然と友人同士のような関係が作り出すことも可能になるといっていいでしょう。

こうして出来上がった信頼関係があってはじめて、クライアントの中に返報性の心理が働き始め、カウンセラーの提案も受け入れてみよう、と思えるようになるのです。

このような心理的な相互作用をクライアントに働かせていくことで、カウンセラーも一緒になって問題解決に向かって歩んでいけるよう誘っていきます。

問題解決はクライアントとカウンセラーとの共同作業

問題解決は、クライアントとカウンセラーとの共同作業です。
共同作業であるからこそ、クライアントは前に向かって行動できるようになるといえます。

問題解決をひとりで行うよりも2人(あるいは複数)で行った方が心強いものです。

例えるなら、ひとりでする登山と仲の良い友人と一緒にする登山との違いといったらいいでしょうか。
1人だったら挫折してしまうかもしれない山頂までの道のりも、友人と一緒だったらなら最後まで登り切ることができるかもしれません。

しかも、この友人が山のことをを良く知る山岳ガイドであったなら、なおさら心強いと思いませんか。

ですので、カウンセラーとクライアントの間に信頼関係が構築されると、一緒に問題の解決に向かっていこうという意識が生まれ、それによってクライアントの気持ちは大きく前に向かっていきます

傾聴が大切とされる3つの点

傾聴が、返報性の原理を生み出し、それによってカウンセラーからの提案をクライアントが受け入れて貰えるようになる、ということをここまで書いてきましたが、傾聴の大切さは、これ以外にももちろんあります。

簡単ではありますが、傾聴の大切さを以下にまとめてみました。

傾聴の大切さ
① お悩みの内容の把握。
② クライアントとの信頼関係の構築。
③ クライアントがお悩みを語ることで気付きが生まれる。

 
本日は、主に②についてお話してきましたが、次回も引き続き、このカウンセリングにおける傾聴の大切さをお伝えしていきたいと考えております。
 
 

アサーティブに生きる

 

あなたの好きな色は何ですか?
そう問われたらあなたは、どのように答えるでしょうか。

人は、何かを問われた時、それに対して返答せずにはいられません。
なぜならば、問われたら答えるということを習慣化されて育っているからです。

ですので、よほどのことがない限り、人は必ず質問に答えようとするのです。

こんばんは。「落ちこぼれが創る明るい未来の会」代表のwatanabeです。

カウンセラーの特色

前回は、カウンセラーは気付きを通して自己効力感を上げていき、それをやる気に変えて行動できるように促していくということを書きました。

ですので、カウンセラーを別な言葉で表現するならば、やる気を起こさせる人、つまりモチベーターであるといっても問題はないでしょう。

よって、我々カウンセラーは、クライアントのモチベーションを上げていくための方法を日夜考えているといっても過言ではありません。

そして、我々カウンセラーは、クライアントのモチベーションを上げていく方法を日夜考えているからこそ、モチベーションを下げるような人と出会うと、がっかりしてしまうという経験を少なからずしている、といってもいいでしょう。

モチベーションを下げる人とはどういう人かというと、いつもイライラしていたり、悪口ばかりを言っていたりする人のことで、彼らは周囲の無害な人に悪影響を及ぼしているといっていいでしょう。

そのような人に出会う度に、私は、「人は互いにモチベーションを上げあうような関係性が一番なんだよな~」、と思ってしまいます。

人間関係は、win-winの関係でありたいですし、win-winの関係で世の中を回していった方が世界は間違いなく幸福になるはずです。

アサーションの精神で生きる

カウンセリングを勉強していくと、必ずアサーションについて学ぶこととなります。

このアサーションとは、相手の考えも尊重し、こちらの考えも尊重して貰いながら、お互いに前向きに物事に対処していく、ということです。

ま、簡単に言ってしまえば、「自分のことも相手のことも大切にしましょう」ということですね。

従って、このアサーションの考えを生活の中に取り入れていくと、自ずと相手の話を聴く姿勢と、互いに良い方向に向かっていこうとする思考法が必要になってきます。

ですので、このアサーションを身に付けようとすると少々時間が掛かってしまいます。

けれど、ひとりでも多く、このアサーションを身に付けて日々の生活を送れるようになれば、世の中は確実的によくなるといっていいでしょう。

そういった意味もあり、このアサーションを世に広めていくことも、カウンセラーやコーチングを生業としている人間の使命のひとつとつであるともいえます。

よって、我々カウンセラーは、普段の会話の中からでも、よりアサーティブになるように意識しており、日々の生活の中でも、アサーティブな姿勢で周囲の人と接し、その結果、アサーションに興味を持って貰えるよう試みているといっても過言ではありません。

このアサーションの精神を多くの人が持ち、それを生活の中に取り入れることができたなら、必ずこの世の中は「心地よい社会、暮らしやすい社会」となるに違いありません。

「心地よい」という幸せの作り方

ところで、幸せとはなんなのでしょう?

わたしは、幸せとは「心地よさ」だと考えます。心地よく暮らすことができた時、人は幸福になれるのだと思います。

心地よい環境や心地よい人間関係、心地よく働ける職場、行っていて心地よいと感じられる仕事、これらに恵まれた時、人は幸福を感じるといえるでしょう。

この心地よさという幸せは、一時的な幸福、例えば、応援しているサッカーチームが優勝した幸せ、というような瞬間的なものではなく、より日常的で持続的なものであると思います。

では、心地よい幸せが日常的で持続的なものにするには、いったいどうすればよいでしょうか。

それは、普段から自分自身に「心地よい幸せ」とは何なのかを問いかけていくことだと思います。

例えば、普段の言動が乱暴になってしまっているとしたら、周囲に悪影響を及ぼしていることになるわけですし、そうなると当然、持続的な心地よさは損なわれるといっていいでしょう。

ですので、たとえ普段の言動であったとしても「心地よい幸せ」に繋がっているかどうか、自問自答する必要があるといえます。

ただ、このような自問自答は、いささか面倒に感じるかもしれません。

けれども、もし普段の生活を心地よいものにしたいというのであれば、この検証を怠るわけにはいかないのです。

なぜなら、自分の言動を意識することが、結果的に他者に対しての気遣いとなり、そのような小さな気遣いがあってこそ、心地の良い社会を形成させるからなのです。

この問いかけのバリエーションのひとつとして、今の私の言動は「アサーティブであったか?」と問い掛けていくのもいいでしょう。

返報性の原理

人は他人から何らかの施しを受けた場合にお返しをしなければならないという感情を抱きます。これを返報性の原理といいます。

この返報性の原理こそ、世の中を心地よくするキーワードだと思っています。

人は嫌なことをされたら、それに対する反応はネガティブなものとなります。
しかし、その一方で、良いことをされたら、良いことでお返ししようとするものです。

こういった人間の心理を上手に活用していくことで、世の中は必ずよくなっていくと私は信じています。

『情けは人のためならず( 人に親切にすればその相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる)』ということわざがありますが、この言葉はまさに「返報性の原理」にを物語っているといえましょう。

この「情けは人のためならず」の精神こそ、win-winであるといえるし、このようなwin-winで培われた人間関係こそ、世の中が「心地よさという持続的な幸せ」を形成する礎となることに間違いはないのです。

「心地よい幸せ」とは利他と利己の両方あってこそのことなのですから。

本日のまとめ

アサーティブに生きる
① カウンセラーは、モチベーターでもある。
② アサーションとは、自分のことも相手のことも大切にする精神のこと。
③ 幸せになるためには、他者に対しての気遣いが必要であり、その気遣いが心地よい社会を形成させる。
④ 他者に対して行った気遣いは、返報性の原理により自分に返ってくる。

 

次回はこの返報性の原理とカウンセリングについてを述べていきたいと思います。

 

 

自己効力感

 

こんばんは。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

本日は、前回お話したカウンセリングについての続きで、自己効力感についてお話ししようと思っています。

自己効力感とは、心理学用語であり、自己肯定感ということもありますが、ここではあえて自己効力感という言葉を使って説明していきたいと思います。

また、自己効力感を「自信」いう言葉に置き換えることも可能ですけれど、自信という言葉でお話していくと、少し焦点がぼやけてしま可能性もあるので、今回は、自己効力感という言葉でお話をしていきます。

自己効力感とは何か

『自己効力感』を詳しく説明すると、「考えられる」、「気付くことができる」、「決断できる」、「行動できる」、「行動した結果、自分や周囲に影響を与えることができる」、「結果から学ぶことができる」といったPDCAのサイクルのことであると私は考えます。

自己効力感のある人のことを行動力のある人と言い換えることもできるでしょう。
また、別な言い方をすれば「自分はできるんだ」と思える人のことでもあります。

では、「自分はできる」と思えるようになるにはどうすればいいのでしょうか。

その答えのひとつとして、見通しを立てられる力を養うということがあげられます。

人は見通しが立てられれば行動できるようになりますし、行動すればどんな内容であっても必ず結果が出ます。従って、行動した結果から学ぶことができ、その学びが見通しを立てるための力となります。

このようにして、行動しその結果から学ぶことができると、見通しを立てられる力を養うことができるようになり、そういった積み重ねが「自分はできるんだ」という自己効力感へと繋がっていきます。

ですので、「行動した結果から学んだ経験」をたくさん持っている人を自己効力感がある人ということもできるでしょう。

カウンセリングですることは自己効力感を上げていくこと

とはいえ、人は自信がないからこそ人は悩むわけです。そういった自信のない人に対してどのように自己効力感を身に付けさせていけばよいのでしょうか。

カウンセリングは、クライアントのお悩み解決が目的となります。そして、最終的にはクライアント自身が行動し、問題解決できるようにならなければならないのです。そのために、カウンセラーはクライアントに対して、「自分はできるんだ」という「気付き」を与える必要がでてくるのです。

では、どのようにして気付きを与えてくのかというと、カウンセラーとクライアントが対話を重ねていく中で、気付きに繋がるようなヒントを丹念に探していき、それを自己効力感に変えていく、ということになります。

実を言うと、この「気付き」こそ自己効力感の本体であり、気付きを生み出すことができた時、自己効力感は自然と上がっていきます。

従って、カウンセリングとは、クライアントに「気付きを与え、自己効力感を高めていく」ことであり、その結果、問題解決に向けて行動できるように誘っていくということといえます

この気付きを与え、自己効力感を高めていくことが、カウンセラーの仕事であるとともに、腕の見せ所といえます。

自己効力感の見つけ方

カウンセリングはカウンセラーとクライアントの共同作業です。

カウンセラーはクライアントの話を聞き、質問をし、それを繰り返しながら、問題の核心部分に迫っていきます。問題の核心部分には、大抵、クライアントが抱えている思い込みだったり固定観念が存在していて、この思い込みや固定観念がクライアントに行動を起こさせない原因になっています。

ですので、カウンセラーは、クライアントの中でがっちりと根付いてしまっている思い込みや固定観念を揉み解していき、別な考え方や視点を持たせてあげ「気付き」を生み出し行動化に繋げていきます

例え思い込みや固定観念を見付け出し、それと変わるような考え方や視点をクライアントが持つことができたとしても、それが行動化につながらないのであれば問題解決にはつながりません。

従って、カウンセラーはクライアントと一緒になって、根気強く行動化に繋がるような「気付き」が生まれるよう導いていかなければなりません。

優秀なカウンセラーほど、行動化できるような気付きをクライアント自身に見つけさせるものなのです。

問い掛けの力

カウンセラーは基本的に、「人は誰しも自分自身で問題解決できるような考えや方法を持っている」と信じています。しかし、なかなか問題に対しての解決方法が見当たらず、人は悩んでしまうものでもあります。

では、なぜ人は問題解決に至れるような考えや方法を持っているはずなのに、悩みに対処できないでいるのでしょうか?

それは、クライアントが自分で持っているはずの問題解決の方法に上手にアクセスできずにいるから、ということになります。

ですので、カウンセリングをしていく中で、カウンセラーは、相手の話をしっかりと聴きながら、問いかけをし、この問い掛けを通して、クライアントの中に潜んでいる解決に向けての情報にアクセスできるよう導ているといっていいでしょう。

問い掛けは、気付きを与えるものであり、例えるなら、問題と問題解決に至る道を通じさせる道路のようなものといっていいでしょう。

人は、何かを問いかけられると、それに答えようとする習性をを持っています。

この問いかけられたことに答えようとする習性によって、人は思考し答えを導こうとします。この思考の過程でクライアントの心の中から気付きが生まれ、問題解決に向けての見通しを立てることができたとき、行動を起こすことが可能となるのです。

気付きを得たうえで起こす行動は、命令されておこなった行動の何倍も、何十倍もの威力を発揮します。気付きをもとにした行動は、自発的な行動であり、自発的な行動こそが問題を解決に向かわせる推進力になるといえるのです。

従って、我々カウンセラーは、自発的に気付いて行動してもらえるように「何をどう問いかけるか」を考えながら、日々、問い掛ける力を磨き、カウンセリングに臨んでいるといってもいいでしょう。

話を聞くことの大切さ

今、あなたの周りに、あなたの話を聞いてくれる人がどれくらいいるでしょうか。

もし、あなたの周りに話を聞いてくれる人がいるとしたら、ぜひその人を大切にしてください。あなたの話を丁寧に聞いてくれる人こそ、あなたの能力を引き出してくれる人であることに間違いないのです。

我々、カウンセラーは、話を聞くことの大切さを系統的に学び、その効果を最大限に生かしていくことを生業としています。ですから、悩みがあったらプロのカウンセラーに相談することをお勧めします。

しかしながら、悩みがあったときに、必ずしもカウンセラーに頼る必要はないということも事実です。自分の悩みを誰かに話しているだけで、ふと気付きが生まれ悩みが解決してしまうことも少なくありません。

もし、このブログを読んでいる方で、今現在、悩みがあって行動できないでいるという人は、周囲をちょっと見渡して話を聞いてもらえそうな人がいないか探してみてください。

話を丁寧に聞ける人とは、コミュニケーション能力の高い人であり、分析力の高い人でもあります(話をしっかりと聴けないと分析もできません。分析したいと思うからこそ、話をしっかり聴くのです)。

実はそういった人と話をしているだけで、悩みは自然と解消してしまうものなのです。

自己効力感についてお勧めの動画

ちなみに、冒頭で私が書いた自己効力感の定義については、こちらの動画を参考にさせて頂きました(正直言うと参考ではなく参照ですが…)。

こちらの動画に出てくる宮越大樹さんの動画は、他にもたくさんアップされているので、カウンセリングやコーチングに興味のある方はぜひご覧になって下さい。特にコーチングに興味のある人は必見です!!

学ぶことは、自己効力感を高めてくれます。ぜひこの動画をみることで、自己効力感を高めていって貰えれば幸いです。

本日のまとめ

自己効力感
① 自己効力感とは、考えられる、気付くことができる、決断できる、行動できる、行動した結果、自分や周囲に影響を与えることができる、結果から学ぶことができる、といったPDCAのサイクルのこと。
② 自己効力感がある人とは、「行動した結果から学んだ経験」をたくさん持っている人である。
③ 「気付き」こそ自己効力感の本体であり、気付きがあれば行動に繋がる。
④ カウンセラーが「気付き」を生み出し自己効力感を高めていくことで、クライアントの行動化に繋げていく。
⑤ 気付きによって生まれた自発的な行動をしない限り、結果から学ぶことができない。
⑥ 話を丁寧に聴いてくれ、気付きを促す問い掛けが上手な人が自己効力感を高めてくれる。

 

 

カウンセリングについて

 

こんばんは。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

わたしは、カウンセリングを生業としています。
カウンセリングとは、ざっくりといえば相談業務といっていいでしょう。

けれど、相談業務もいろいろあるわけで、私が主に行っているカウンセリングを簡単に説明するとすれば、心理学的な側面からアプローチするお悩み相談といえます。

カウンセリングの基本

これから述べるカウンセリングの基本は、あくまでも私の持論でありますけれど、それでも多くのカウンセラーの方が思うこととさほど変わりはないと思います。

⓵ クライアントとの間に信頼関係を築くこと。
➁ クライアントとの対話の中で、クライアントに気付きを与えること。
⓷ クライアントが得た気付きによって、行動できるように促していくこと。

カウンセリングが相談業務である以上、その目的はクライアントご自身の抱えているお悩み解決です。

では、このカウンセリングでいう「お悩み」とは何なのかというと、「どうすればよいかわからないので、行動できない」ということだといえます。

ですので、私は、カウンセリングを通して、クライアントが行動化につながるような気付きを与え、その気づきが原動力となり行動できるように促していく、ということをしているといっていいでしょう。

カウンセリングの喜び

人が悩みを抱えた時、第3者に相談を持ち掛けるのは、自分の考えだけでは問題解決に至ることができず、それでも、どうにかして問題を解決したい、そのための糸口を見つけたい、という思いがあるからです。

問題解決に至るには、クライアントの視野を広げていく必要があります。悩みを持っている人は、問題にフォーカスしすぎてしまうことで、往々にして視野が狭くなっています。

従って、私はカウンセリングを通じて、クライアントの「視野を広げる」ということをしていきます。視野が広がるとどうなるかというと、気付きが生まれやすくなるといえます。

そういった意味では、この「視野を広げる」ことは、「気付きを得る」ということとほとんど同じ意味であるといっても構いません。

また、この「視野を広げる」ということは、新しい情報をクライアントに与えるということだけでなく、自分自身の深く知って貰うという意味も含まれています。

ですので、自分自身を知るという作業があるために、冒頭に書いたように、カウンセリングは心理的側面を持った相談業務であるということができます。

私が、カウンセリングをしていてとても嬉しいことは、クライアントの方が、気付きによって表情がぱっと明るくなり、「よしやってみよう!」と思って貰えたりするときです。

このような時は、私とクライアントの間に共感的な理解が生まれ、その瞬間、2人の間の境界がなくなるような錯覚に陥ることもあります

そんな時、私は、この仕事をしていてよかったな、と思うのです。

気付きが生まれると、自己効力感が生まれる

人が行動するにあたって、自分はできるんだという自己効力感が必要になってきます。つまり自信が大切であるといえます。

この自信とは何も大それたことではなく、例えば、「買い物に行く」といったことでも、その人の根底には「私は買い物に行ける」といった自信があるから買い物に行けるわけです。

大人になると、普段から買い物に行くことが習慣化されているので、買い物に対して自信があるとかないとか考えることはありませんが、買い物に1人でいったことのない幼い子供にとっては、買い物に対する自信は存在していないといっていいでしょう。

なので、買い物に行ったことのない子供に買い物のお願いをすると戸惑ってしまうのは当然のことです。

人は大人であっても子供であっても未経験のことに対してはなかなか行動することができません。はじめて何かをするときは、自信がないのは当たり前であり、だからこそ躊躇するわけです。

ですので、カウンセラーがクライアントに促していく気付きとは、行動に繋がるような気付きであり、「これならできそうだ」という自信に繋がるものでなければなりません

生きていく上で大切なことはできるという見通し

行動できる人の特徴は自分自身に自信を持っている人のことです。自信を持っているということは、自分にはできるんだという見通しが立てられるということでもあります。

この見通しが立てられないと、どんなに自信を持っている人であっても、躊躇したり2の足を踏んでしまうことでしょう。

従って、行動化に繋がる気付きを与えるには、こうすれば行動できるという見通しを立たせることであるともいえます。

この「こうすればできる」といった見通しを立てられる力のことを心理学の用語で「自己効力感」といいますが、この自己効力感については、詳しくお話したいので、また次回、書いていきたいと思っています。

本日のまとめ

カウンセリングについて
① カウンセリングはクライアントとの間に信頼関係を結び、気付きを与え、行動できるように促していくこと。
② 気付きを与えるということは、クライアントの視野を広げていくということでもある。
③ 気付きが生まれると行動してみようと思えるようになり、それまで損なわれていた自信を回復できるようになる。
④ どう行動したらいいか見通しが立つと、それが自信へと繋がっていく。

 

 

無償の遊戯性で生きる

 

そもそもホモサピエンスの祖先はアフリカの森では落ちこぼれでした。落ちこぼれだからこそ、森を出て2足歩行を獲得し両手が自由に使えるようになり、今の人類となりえたわけです。

ですので、落ちこぼれた時こそ進化のチャンスといえるでしょう。

こんばんは、『落ちこぼれが創る明るい未来の会』 代表のwatanabeです。

私は、これまでたくさんの挫折を経験してきました。そして、その経験を活かしてきたからこそ、カウンセリングやコーチングをするようになりました。

森の中では弱者であった類人猿が意を決して森の外へと出たから、その結果として2足歩行を手に入れホモサピエンスになれました。

私もたくさんの落ちこぼれ経験があったこそ、カウンセリングやコーチングといった2つの技術を手に入れることができたのです。

「無償の遊戯性」という気付き

カウンセリングやコーチングに必要不可欠なのが「気付き」です。そこで、本日は、先日見たテレビから得た気付き、「無償の遊戯性」について書いていきたいと思います。

先日、NHKの「英雄たちの選択」という番組で南方熊楠をテーマとして取り上げており、司会の磯田道史さんが「無償の遊戯性」という言葉を使っていました。

この「無償の遊戯性」とはどういうことかというと、『無目的にやりたいことをして生きる』ということでした。

番組の主人公である、南方熊楠は「無償の遊戯性で生きてきた人」であり、だからこそ彼は天才になれたといいます。

「無償の遊戯性」をもう少し詳しく説明するならば、お金や営利目的で何かをするというのではなく、「それがしたいからそれをする」といったことです。

例えば、恋に落ちるのに理由がないように、それがしたいと思うことに理由がないといった感じです。

理由は分からないけれど、それがしたくて、それをする。それをすることが好きで好きでたまらないからそれをする。あるいは、それが儲かるかどうかなど関係なく、ただただそれがしたいのでそれをする、といった感じ。

磯田さんは、「無償の遊戯性」をこう定義しています。

「これをしてお金を設けるとか、そう考えるのではなく、見返りを期待せず、楽しいから遊んでやっている状態」と。

このような「無償の遊戯性」で生きることこそ、人生を楽しむ秘訣なのではないかと番組を見ていて感じたのです。

無償の遊戯性は誰もが持っている

この「無償の遊戯性」、実は何も南方熊楠だけが持っていたということではなく、それはおそらくすべての人に備わっているものだと私は思っています。

人には必ず、「無償の遊戯性で生きられる芽」を持っているのだと思います。にも関わらず、その芽の存在に気付くことさえなく、多くの人が一生を終えてしまっているのではないでしょうか。

では、「無償の遊戯性」で生きた南方熊楠と我々一般人の違いは何なのでしょうか?

それは、きっと誰もが持っているはずの無償の遊戯性の芽の存在に気付き、それを育むことができたかどうかの違いなのかもしれません。

番組にコメンテーターとして出演していた元三重県知事の北川正恭さんは、こんなことを言っていました。

「現代社会は分業社会だから、深い思索は必要ない、それはかえって邪魔になる。だから、今の教育は平均点至上主義であり、その結果、このような教育形態の中からは熊楠のような人物は育たない」と。

つまり、深い思索を必要としない現代社会のシステムが、「無償の遊戯性」の芽を摘んでいるといっても過言ではないようです。

南方熊楠が育った当時の日本の風土は、彼のような「無償の遊戯性を持った人」を育む土壌があったとも北川さんは仰っていました。

では、この現代では「無償の遊戯性」で生きている人は全く皆無かというとそうでもありません。

番組の司会者である磯田道史さんは、別の番組でさかなクンのことを「無償の遊戯性の人」といっているようです。

さかなクンはただただ魚が好きで、それを追求していった結果、今の彼が存在しているといってもいいでしょう。

いろいろと調べてみると、さかなクンのご両親は、この「無償の遊戯性」を育む力を持っていたようで、そういった環境があったからこそさかなクンは、「無償の遊戯性」で生きることが可能となったのでしょう。

そう考えてみると、「無償の遊戯性」を育める環境にあるかどうかが、その人その人の将来に左右するといってもいいのかもしれません。

「無償の遊戯性」を思い出す

損得を考えず、好きな事をとことんすることで生きていけたのなら、それは素敵な事です。

しかしながら、今現在、損得勘定抜きに生きるのは難しい時代になっているのかもしれません。

では、どうすれば「無償の遊戯性」で生きることが可能となるのでしょうか?

そこで私が思うのは、まずは、自分が好きな事は何なのか、何をしているときに充実感を感じるのか、そういったことを、あらためて見直していく必要があるのだと思います。

損得勘定を抜きにして、やってみたいことは、きっと誰にでもあるはずです。

それが、今すぐに思い出せないのであれば、例えば、幼少の頃から現在に至るまで、「何をするのが楽しいのか、楽しかったか」などをとことん書き出して、その中から共通することをピックアップしていくと、「無償の遊戯性」の芽を見つけることが可能になるはずなのです。

また、いくつか上がった好きな事の中で、全く関係のないような内容な物事でも、実はそれらを深く掘り下げていくと、その根本要因が一緒だったりすることがあります。

例えば、料理が好きであるということと、絵を描くことが好きという、ことがあるかもしれません。その好きの理由を突き詰めて考えていった先に、「彩りを楽しむのが好き」といった共通の理由が出てくるかもしれません。この「彩りを楽しむ」ということが、あなたにとっての「無償の遊戯性」なのかもしれません。

もし「彩りを楽しむ」ということがあなたにとっての「無償の遊戯性」なのであれば、料理や絵を描くこと以外にもできることはきっとたくさんあるはずです。であるならば、あなたは、色々な方面で「彩りを楽しむ」ことをしていけばいいわけですし、「彩りを楽しむ」ということでいろいろな選択肢を見つけることも可能となるでしょう。

このようにして、自分自身に問いかけながら、探っていくことで見つけた好きこそが「無償の遊戯性の芽」となるといえるでしょう。

「無償の遊戯性」で生きるということ

南方熊楠は当時の東大予備門に入学しましたが、結果的に中退したという経緯があり、傍から見ると彼は落ちこぼれたかのようにも見えたりします。

しかし、南方にとっては、傍目とは裏腹に、挫折感など全くなかったようです。和歌山から東京へと上京した南方は、図書館にこもってひたすら本を読んでいたということですから、東大での勉強そっちのけで、図書館で「無償の遊戯性」を追及していたといっていいでしょう。

彼にとっては、東大を出ることで得る肩書よりも、今、まさに興味のあることをとことんするといった方が、優先順位が高かったのかもしれません。別な言い方をするならば、南方は、今この瞬間を生きていた、ということもできるでしょう。

誰かが作ったカリキュラムで勉強するよりも、自分の興味のあることにとことん没頭する。おそらく南方は、没頭している時、それはそれは楽しくて仕方なかったのではないでしょうか。

我々だって南方のように生きることができたなら、それは幸せ極まりないはずなのです。

もし、このブログをご覧になっている皆様のなかで、今現在、満たされぬ思いを持って生きているようでしたら、ご自身の中に存在しているはずの「無償の遊戯性」を探してみてはいかがでしょうか。

それが見つかったとき、きっと、これまでの人生が一変するかもしれません。

そうして、「無償の遊戯性」で生きることができた時、あなたは、もう落ちこぼれることはないでしょう。

なぜなら、「無償の遊戯性」で生きられることこそ、成功そのものなのですから。

本日のまとめ

無償の遊戯性で生きるには
① 「無償の遊戯性」とは、『無目的にやりたいことをして生きる』ということ。
② 「無償の遊戯性」の芽は誰もが持っていて、それを育んでいくことが大事
③ 「無償の遊戯性」で生きるためには、何をしているん時に充実感を感じるかを知る必要がある。
④ 「無償の遊戯性」で生きるということは、今ここを生きるということ。
⑤ 「無償の遊戯性」でいきっらると、人生の成功者となれる。

 

 

共感できた時、成功が生まれる。

 

こんばんは。落ちこぼれが創る明るい未来の会、代表のwatanabeです。

落ちこぼれるからこそ気付きがある。気付きがあるから、新しい一歩が踏み出せる。その一歩が明るい未来を創り出す。その明るい未来はやがて今、この瞬間に成功をもたらすことでしょう。

根底にある『自分軸』

さて、前回は、成功する秘訣は成功しようとは思わないこと、といったことを書きました。

また、その中で、余計なものを削ぎ落した結果、生まれた理想の自分が『自分軸』となり、それがとても大事であるということも書きました。

私の場合の自分軸は何なのかというと、『カウンセリングやコーチングをして生活していく』ということと、その結果、『世の中で役立つ存在になるということ』ということです。

そこで、「カウンセリングやコーチングをして生きていくこと」と「世の中に対して貢献すること」、この2つどちらが私にとって重要なのかと、考えてみたところ以下のようになりました。

『カウンセリングやコーチングをして生活していく』<『世の中の役立で存在になるということ』

これはどういうことかというと、自分の好きな事、やりたいことは変わる可能性があるけれど、世の中に対して役に立ちたいという思いの方が、より『自分軸』になっているということに気付けたということです。

現時点では、カウンセリングやコーチングを使って世の中に役立ちたいと思っていたとしても、将来、今とは違った手法で世の中に対して貢献できるなら、それを使わない手はないということですね。

つまり、これから先、『カウンセリングやコーチング+α』で世の中に貢献するということも考えられるわけです。

そう考えていくと、いろんなものを削ぎ落した理想の自分の『自分軸』は、『世の中に対しての貢献』ということになるのかもしれません。

他者に良い影響を与えることが、明るい未来を創る

さて、前回と今回、成功という言葉をキーワードにいろいろと書いてきていますが、そもそも成功とはいったいなんなのでしょう?

私の成功論

① エゴで得た成功は成功とはいえない。
② 他者に感謝されてはじめて成功と言える。

 
つまり、自分だけ成功すればいいと思って得た成功は、成功ではないということです。
人に恨まれ、収奪して得た富が成功とは言えないのは当然のことといっていいでしょう。

しかし、その一方で、他者から感謝されるような仕事をしたのならば、それは揺るぎのない成功と言えるのではないでしょうか。

共感できた時こそ成功

では感謝とはどういうことでしょうか?

感謝という言葉は、理解とか共感を表す最上級の言葉かもしれません。

人は人と分かりあえたとき、感謝の気持ちを抱きます。自分の気持ちを分かって貰えた、気持ちが通じ合えたそんな時、感謝の念が自然と生まれるものなのです。

成功とは、自分と他者の間で生まれた心地よい感情のほとばしり、のことを言うのかもしれません。

この感情のほとばしりをたくさん経験した人こそが、真の成功者といえるのだと思います。

本日のまとめ

共感ができた時、成功が生まれる
① 私の自分軸は、「カウンセリングやコーチングをして生活していく」<世の中の役立で存在になるということ。
② 私の成功論は、他者から感謝されるような仕事をすること
③ 成功とは、自分と他者の間で生まれた心地よい感情のほとばしりのことをいう