アサーション

最終的には人柄です

 

人生は自分と他者とのコラボレーションで成り立っています。従って、どんな時でもこの人と一緒にいたいと思って貰えるような人柄が大事になってくるのです。そうした人柄があってはじめて有意義な人生を歩んでいくことができるでしょう。

仕事でも、結婚でも、友人関係であっても、友好的な関係を結ぶことが出来なかったら、長続きはしないものです。自分ばかり主張していてもいけないし、相手のいうことばかりを聞いていてもいけないし、程よい関係性を創り出していくことが、楽しく生きていく秘訣です。

自分と他者との間でのバランス感覚の取れている人はどんな場所でも友好的に過ごすことができるので、重宝されるでしょう。

現代社会では、ややもすると自己主張のできる人が価値が高いと思われがちです。しかし、自己主張ばかりしていると煙たがれるという側面もあり、自己主張でさえも押すところと引くところといったバランスが必要であったりします。

自己主張の強さは、思い込みの強さといえる場合も多く、他の選択肢を排除しがちになってしまいます。ひとつのやり方に固執してしまうと、融通が利かなくなってしまうこともあるので、主張することの比重と他者の意見を聞き検討する比重を等分にしていかなければなりません。そういったバランス感覚を持ってはじめて、自と他との間でバランスを取っていくことができるのです。

人柄の良い人とは、加減を知っている人です。おいしい料理でも味の加減が美味しさを表現するように、人柄も加減が大切になのです。

人の思考の傾向として、どちらか一方に偏ってしまうということがあります。振り子が大きく左右に動いているように、右と左を行ったり来たりしてしまいがちです。しかし、そういった中でも大切なことは、その振り子を常に中心に置きぶれないで留まるということなのです。

では、ぶれないで留まるには、どうすればよいかというと、自分の思考を客観視することです。思考に自分自身を同一化させてしまうのではなく、思考を眺めていくのです。自分自身を客観視することができると、他者の思考に対しても客観的に接することができるようになっていきます。そうすることで、自と他の間に中立に立つことができ人間関係の加減を調節できるようになるのです。

バランス感覚の取れている人や、人柄が認められているひとは、実はこういったことを普段からしているといえるのです。もし、今現在、人間関係に悩みがあるという人は、こういった視点を持って他者と関わっていくのもいいのかもしれません。

自分自身を人生の主人公にするのには、自分の思考の中心に立ち、自分と他者との中間を見つけることが肝要なのです。

本日のまとめ

最終的には人柄です
① バランス感覚を養えば、長続きする関係性を構築することができる。
② 人柄の良い人は、自と他のバランス感覚が秀でている。
③ 常に中心にいることで、バランスを保っていく。
④ 自分と他者を客観視し、中間に立つことで加減を調節していく。
⑤ 中間に立つことで、自分自身を人生の主人公にすることができる。

 

アサーティブに生きる

 

あなたの好きな色は何ですか?
そう問われたらあなたは、どのように答えるでしょうか。

人は、何かを問われた時、それに対して返答せずにはいられません。
なぜならば、問われたら答えるということを習慣化されて育っているからです。

ですので、よほどのことがない限り、人は必ず質問に答えようとするのです。

こんばんは。「落ちこぼれが創る明るい未来の会」代表のwatanabeです。

カウンセラーの特色

前回は、カウンセラーは気付きを通して自己効力感を上げていき、それをやる気に変えて行動できるように促していくということを書きました。

ですので、カウンセラーを別な言葉で表現するならば、やる気を起こさせる人、つまりモチベーターであるといっても問題はないでしょう。

よって、我々カウンセラーは、クライアントのモチベーションを上げていくための方法を日夜考えているといっても過言ではありません。

そして、我々カウンセラーは、クライアントのモチベーションを上げていく方法を日夜考えているからこそ、モチベーションを下げるような人と出会うと、がっかりしてしまうという経験を少なからずしている、といってもいいでしょう。

モチベーションを下げる人とはどういう人かというと、いつもイライラしていたり、悪口ばかりを言っていたりする人のことで、彼らは周囲の無害な人に悪影響を及ぼしているといっていいでしょう。

そのような人に出会う度に、私は、「人は互いにモチベーションを上げあうような関係性が一番なんだよな~」、と思ってしまいます。

人間関係は、win-winの関係でありたいですし、win-winの関係で世の中を回していった方が世界は間違いなく幸福になるはずです。

アサーションの精神で生きる

カウンセリングを勉強していくと、必ずアサーションについて学ぶこととなります。

このアサーションとは、相手の考えも尊重し、こちらの考えも尊重して貰いながら、お互いに前向きに物事に対処していく、ということです。

ま、簡単に言ってしまえば、「自分のことも相手のことも大切にしましょう」ということですね。

従って、このアサーションの考えを生活の中に取り入れていくと、自ずと相手の話を聴く姿勢と、互いに良い方向に向かっていこうとする思考法が必要になってきます。

ですので、このアサーションを身に付けようとすると少々時間が掛かってしまいます。

けれど、ひとりでも多く、このアサーションを身に付けて日々の生活を送れるようになれば、世の中は確実的によくなるといっていいでしょう。

そういった意味もあり、このアサーションを世に広めていくことも、カウンセラーやコーチングを生業としている人間の使命のひとつとつであるともいえます。

よって、我々カウンセラーは、普段の会話の中からでも、よりアサーティブになるように意識しており、日々の生活の中でも、アサーティブな姿勢で周囲の人と接し、その結果、アサーションに興味を持って貰えるよう試みているといっても過言ではありません。

このアサーションの精神を多くの人が持ち、それを生活の中に取り入れることができたなら、必ずこの世の中は「心地よい社会、暮らしやすい社会」となるに違いありません。

「心地よい」という幸せの作り方

ところで、幸せとはなんなのでしょう?

わたしは、幸せとは「心地よさ」だと考えます。心地よく暮らすことができた時、人は幸福になれるのだと思います。

心地よい環境や心地よい人間関係、心地よく働ける職場、行っていて心地よいと感じられる仕事、これらに恵まれた時、人は幸福を感じるといえるでしょう。

この心地よさという幸せは、一時的な幸福、例えば、応援しているサッカーチームが優勝した幸せ、というような瞬間的なものではなく、より日常的で持続的なものであると思います。

では、心地よい幸せが日常的で持続的なものにするには、いったいどうすればよいでしょうか。

それは、普段から自分自身に「心地よい幸せ」とは何なのかを問いかけていくことだと思います。

例えば、普段の言動が乱暴になってしまっているとしたら、周囲に悪影響を及ぼしていることになるわけですし、そうなると当然、持続的な心地よさは損なわれるといっていいでしょう。

ですので、たとえ普段の言動であったとしても「心地よい幸せ」に繋がっているかどうか、自問自答する必要があるといえます。

ただ、このような自問自答は、いささか面倒に感じるかもしれません。

けれども、もし普段の生活を心地よいものにしたいというのであれば、この検証を怠るわけにはいかないのです。

なぜなら、自分の言動を意識することが、結果的に他者に対しての気遣いとなり、そのような小さな気遣いがあってこそ、心地の良い社会を形成させるからなのです。

この問いかけのバリエーションのひとつとして、今の私の言動は「アサーティブであったか?」と問い掛けていくのもいいでしょう。

返報性の原理

人は他人から何らかの施しを受けた場合にお返しをしなければならないという感情を抱きます。これを返報性の原理といいます。

この返報性の原理こそ、世の中を心地よくするキーワードだと思っています。

人は嫌なことをされたら、それに対する反応はネガティブなものとなります。
しかし、その一方で、良いことをされたら、良いことでお返ししようとするものです。

こういった人間の心理を上手に活用していくことで、世の中は必ずよくなっていくと私は信じています。

『情けは人のためならず( 人に親切にすればその相手のためになるだけでなく、やがてはよい報いとなって自分にもどってくる)』ということわざがありますが、この言葉はまさに「返報性の原理」にを物語っているといえましょう。

この「情けは人のためならず」の精神こそ、win-winであるといえるし、このようなwin-winで培われた人間関係こそ、世の中が「心地よさという持続的な幸せ」を形成する礎となることに間違いはないのです。

「心地よい幸せ」とは利他と利己の両方あってこそのことなのですから。

本日のまとめ

アサーティブに生きる
① カウンセラーは、モチベーターでもある。
② アサーションとは、自分のことも相手のことも大切にする精神のこと。
③ 幸せになるためには、他者に対しての気遣いが必要であり、その気遣いが心地よい社会を形成させる。
④ 他者に対して行った気遣いは、返報性の原理により自分に返ってくる。

 

次回はこの返報性の原理とカウンセリングについてを述べていきたいと思います。