初心忘れべからず

 

おはようございます。更新の期間が少し空いてしまいました。

前回は内的動機をもとに純粋な気持ちを大切にして生きていきましょうという内容を書きましたけれど、本日はその続きとなります。

今日も簡単なおさらいをすると、「内的動機」とは「〇〇したいから、〇〇をする」ということです。例えるなら「山に登りたいから山に登る」ということであり、内的動機がもたらす行動には純粋性があるといえます。

その一方には「外的動機」というものがあって、これは「〇〇をしなければならないから、〇〇をする」ということです。この外的動機は、義務や賞罰、強制などが動機となって行動することを言います。例えるなら、「お金設けをしなければならないから山に登る」といった感じでしょうか。

「お金儲けをするために山に登る」ってなんか変ですよね。

行動するにあたって、目的は様々あっていいし動機はどんな内容であったとしても基本的には構いません。しかし、内的動機で行動するのと外的動機で行動するのとでは、持続性や行動の質といった部分でいえば、内的動機の方がいいことは明白です。

したいことに対して、挫折をしたとしても困難にぶつかったとしても純粋な動機、つまり内的動機で行動するならそれを克服しようとする力が生まれるといっていいでしょう。持続性や行動の質は、動機が純粋であればあるほど保たれるものです。

しかし、義務や賞罰、強制が動機であったなら、困難を克服しようとする力が弱くなるのも必然です。従って、行動するための動機は内的動機の方がいいといえるでしょう。

とはいえ、内的動機で始めたことも、気が付くと外的動機で行動をしてしまうということが起こりがちなのです。そこで、内的動機が外的動機に変化しないように心掛けましょう、ということが本日のテーマとなります。

初心忘れべからず

よくスポーツ選手が大舞台の中で、「今、この瞬間を楽しもう」と自分自身に暗示を掛けるのは、初心に戻ろうとする行為です。

例えば、ある陸上の短距離走の選手がいたとします。その短距離走の選手が世界大会の決勝の舞台で、今まさにこれからレースを迎えようとしているとします。

彼は、このレースで1位になれば、地位も名声も一挙に手に入れられる、といったことを考えています。また、このレースに勝つことで、これまでお世話になった人に恩返しをしたいということ、なども考えています。そういった様々な思考がよぎるにつれて、彼の緊張の度合いは深く増していきます。

彼は、幼い頃から健脚で名を馳せ、走ることの大好きな少年でした。走ることがただただ好きで、野山を掛けまわっているときに幸福な気持ちになれたのです。

走ることが好きだった少年は、陸上の世界大会の決勝に出場できるくらいの実力を身につけることができました。しかし、これから始まるレースを前に、彼の緊張はこれまでの人生でかつてなかったほどまで高まっているのです。

そんな時、ふと彼のコーチの言葉を思い出します。緊張した時には、初心に戻ることが大切なんだという言葉を。

スタートラインに立つようにという合図がかかる最中、彼は小さな声で、自分自身にこうつぶやくのです。「今、この瞬間を楽しもう、あの頃のように」と

その瞬間、走ることの目的が外的動機から、内的動機に変化していきます。すると不思議な事に、無邪気に走っていた当時の気持ちがよみがえり心も体も軽くなっていくのです。

この陸上選手の例は、私が想像で作って書いたことですけれど、こういったことは実はよくあって、松坂大輔擁する横浜高校が明徳義塾に対して残りに2イニングで6点差をひっくり返すという甲子園での大逆転劇の裏には、監督の渡辺さんの「残りの2イニングでひっくり返すのは難しい。もう後はお前たちの好きな様に、思いっきり甲子園を楽しんでみろ!」という言葉があったという逸話も存在しています。

これは、甲子園という大舞台に立つことで外的動機が強くなってしまった状況の中、内的動機に戻ることで野球をするということの純粋な気持ちを思い出し心身の負荷を落としていくことに成功した例といえるでしょう。

内的動機で始めたことが、気が付けば外的動機で行動しているということは、実は、我々の生活の中にもよくあることでもあるのです。好きで始めた仕事なのにも関わらず、目的が収入をあげていくことに変わってしまっている、というようなことはたくさんあるのです。

外的動機で行動すると、必ず何かしらの問題が生じてしまいます。それこそ心身に余計な負荷をかけてしまいかねません。従って、心身に負荷がかかっていると感じたときこそ、初心に戻ることが大切なのです。

内的動機とともに生きる。

よく女性の方が理想の男性像を語る時に「少年のような人」といいますけれど、その「少年のような人」とはどういう人かといえば「内的動機で生きている人」ということがいえるでしょう。内的動機で生きている人は、純粋であるがゆえにキラキラしているのです。

人はそういったキラキラした純粋性に惹かれていきます。そして、不思議とキラキラした人の周りには、キラキラした人が集まるものです。そういったキラキラの循環で生きることができるようになると、人生もまたキラキラしていくことでしょう。

そして、キラキラして生きるために常に気を付けていかなければならないことは、行動するにあたっての目的が内的動機であるかどうかを確かめていく必要があるといっていいでしょう。常に初心を忘れないようにし、内的動機で生きるのです。

もし我々の生きることの意味が「人生を楽しむこと」であり、それがこの世に生を受けたことの内的動機であるならば、どんな状況下であってもそれを楽しむことが大切であるといえます。

そして、人生を楽しむという内的動機で生きられるようになったとき、その人はきっと必ずキラキラとした人生を歩むことができるようになるのです。

本日のまとめ

初心忘れべからず
① 内的動機で行動すれば、持続性も質も上がっていく。
② 初心に戻ることで、内的動機を思い出し原点に戻る。
③ 内的動機に立ち返ることで、心身の負荷を落とし、集中力を高めていく。
④ 心身に負荷がかかっている時こそ、初心に戻ることが大切。
⑤ 「少年のような人」とは、「内的動機で生きている人」のこと。
⑥ 内的動機で生きると人生が好転していく。
⑦ 常に初心を思い出し、内的動機で行動していく。
⑧ どんな状況下でも楽しむことができたとき、人生が好転していく。

 

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