傾聴の大切さ

 

こんばんは。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

この会では、①お悩みを持った方の問題解決のお手伝いをすること、➁カウンセリングやコーチングを通じて出会った方々と新しい価値観を形成し明るい未来を築いていくこと、を目標として活動をしております。

まずは、その一環として、この会の礎となっている、カウンセリングやコーチングの周知や普及を行っていきたいと考えております。

カウンセリングやコーチングがもっと世の中に普及し気軽なものとなり、その結果、より多くの人々が、日々の生活を楽しく豊かに送れるようになることを願ってやみません。

また、私はカウンセラーやコーチの持っている対人関係の技術が広がっていくことで、世の中が前向きで調和的になると信じております(カウンセラーやコーチは対人関係のプロなのです)。

ですので、このブログを通して、日常生活に役立つ対人関係の情報を提供していきたいと考えています。

カウンセリングには返報性の原理が用いられている

さて、前回はアサーション(自分のことも相手のことも大切にしましょうという精神)について述べました。

その中で返報性の原理がカウンセリングに用いられているということについて触れました。
今回はこのことについてもう少し詳しく述べていきたいと思っております。

返報性の原理とは、簡単に言ってみれば、良いことをされる(悪いことをされる)とお返ししたくなるという人間の心理のことです。

例えば、年賀はがきが思わぬ人から届いた場合、あなたならどうしますか?
きっと、その人にお礼の文を添えて年賀はがきを送り返すのではないでしょうか。

このように、人は頂いたものに対して、同等か、それ以上のお返しをしたくなるという心理が働きます。
つまり、人は厚意を受けると、厚意でお返ししたくなるものなのです。これを返報性の原理といいます。

従って、この返報性の原理を日常生活に取り入れていくだけで、人間関係が良好になっていくといっても過言ではありません。

傾聴が大切なのは、返報性の原理が働くから

カウンセリングやコーチングを学んでいくと、まず最初に傾聴の大切さやその必要性を学びます。

では、なぜこの傾聴が大切であるかというと、傾聴は、カウンセラーとクライアントとの信頼関係の構築に欠かすことのできないツールだからです。

そして、この傾聴がしっかりとできたとき、クライアントの中からおのずと返報性の原理が芽生え始めます

人は自分の話をしっかりと聴いてくれる人に信頼感を抱くようになります。特に悩みを抱えていたり、前に進めないでいるような状況にある人にとっては、自分の話を聞いて貰えることが、大きな安心感となります。

この安心感こそが、カウンセラーとクライアントの間で生まれる信頼関係であり、安心してなんでも話せる関係ができてはじめて、本当の意味でのカウンセリングが始まるといってもいいでしょう。

このようにして生まれた信頼関係は、どちらかが一方的に与えるという縦の関係ではなく、双方が与え合うという横の関係であり、とてもリラックスできる関係性であるといえます。

返報性の原理が問題解決に導いていく

プロのカウンセラーやコーチは、問題解決に至る方法や技術をたくさん持っています。しかし、こういった方法や技術をクライアントに対してすぐに使うわけではありません。

なぜならば、信頼関係が構築されておらず、返報性の原理が働いていない間は、カウンセラーの持っている技術や技法が活きてこないからです。

例えば、街で出会った見ず知らずの人に、突然、「あなたは〇〇すべきです」と急に指図されたらどう思うでしょうか。
きっと、誰もがむっとして「何言っているんだこの人?」となるでしょう。

しかし、信頼のできる友人から「あなたは〇〇すべきじゃない」と言われたら、「そうかもしれないな」と思うこともあるでしょう。

カウンセラーとクライアント関係は、極端なことを言ってしまえば、見ず知らずの人同士が街で出会っていきなり話し合うようなものです。

ですので、出会ってすぐにカウンセラーが「あなたは〇〇した方がいいですよ」と言ったとしても、クライアントの気持ちはそう簡単には動きません。

しかしながら、カウンセラーがクライアントの話を丁寧に丁寧に聴いていき、悩みを理解し共感することができたなら、自然と友人同士のような関係が作り出すことも可能になるといっていいでしょう。

こうして出来上がった信頼関係があってはじめて、クライアントの中に返報性の心理が働き始め、カウンセラーの提案も受け入れてみよう、と思えるようになるのです。

このような心理的な相互作用をクライアントに働かせていくことで、カウンセラーも一緒になって問題解決に向かって歩んでいけるよう誘っていきます。

問題解決はクライアントとカウンセラーとの共同作業

問題解決は、クライアントとカウンセラーとの共同作業です。
共同作業であるからこそ、クライアントは前に向かって行動できるようになるといえます。

問題解決をひとりで行うよりも2人(あるいは複数)で行った方が心強いものです。

例えるなら、ひとりでする登山と仲の良い友人と一緒にする登山との違いといったらいいでしょうか。
1人だったら挫折してしまうかもしれない山頂までの道のりも、友人と一緒だったらなら最後まで登り切ることができるかもしれません。

しかも、この友人が山のことをを良く知る山岳ガイドであったなら、なおさら心強いと思いませんか。

ですので、カウンセラーとクライアントの間に信頼関係が構築されると、一緒に問題の解決に向かっていこうという意識が生まれ、それによってクライアントの気持ちは大きく前に向かっていきます

傾聴が大切とされる3つの点

傾聴が、返報性の原理を生み出し、それによってカウンセラーからの提案をクライアントが受け入れて貰えるようになる、ということをここまで書いてきましたが、傾聴の大切さは、これ以外にももちろんあります。

簡単ではありますが、傾聴の大切さを以下にまとめてみました。

傾聴の大切さ
① お悩みの内容の把握。
② クライアントとの信頼関係の構築。
③ クライアントがお悩みを語ることで気付きが生まれる。

 
本日は、主に②についてお話してきましたが、次回も引き続き、このカウンセリングにおける傾聴の大切さをお伝えしていきたいと考えております。
 
 

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