見る前に跳べるようになるために練習する。

 

おはようございます。『落ちこぼれが創る明るい未来の会』代表のwatanabeです。

このところ行動することの大切さをテーマに書いていますが、今日もその続きです。前回は「見る前に跳べる」ようになるために、小さな目標を立てて、それを段階的にクリアしていきましょうということを述べてみましたが、今日はそれとは少し違ったアプローチ方法をお伝えしていきたいと思います。

「見る前に跳ぶ」ことは、ある意味でとても勇気のいることです。実は、この「勇気」がなかなかでないことが行動力を低下させる原因であるといっても過言ではありません。

しかし、この「勇気」は練習を積み重ねていけば、全く必要のないものになるといえるのです。

練習すれば見る前に跳べるようになる。

少し前に見たNHKの「プロフェッショナル」に数寄屋大工の升田さんという方が出ていました。その中で、升田さんは、大工として修行している当時、仕事の中で苦手なことがあると、親方からその苦手な事を徹底的にやらされたという話をされていました。

その親方は、おそらく苦手な事から逃げずに徹底的にそれを行い克服することで、行動する前に「嫌だな」といった思いを抱くことなく、スッと仕事ができるようになるために仕向けたのではないかと考えます。

毎日毎日、自分が苦手であると思えることをやっていくうちに、次第に苦手意識が薄れてやがて消えていくことでしょう。そうすると、苦手だと思っていたことさえも抵抗なくできるようになるといえます。

アルバート・エリスという心理学者は、若い頃、女性と話すことに強いコンプレックスを持っていました。そのコンプレックスを克服するために、彼はニューヨークの植物公園で「出会った女性すべて」に敢えて声を掛けていったという逸話が残っています。その結果、彼は女性恐怖症を克服し、しかもその経験から論理療法というひとつの心理的な療法さえ確立してしまったといいます。

苦手なこともそれを克服してしまえば、それをすることに何の抵抗もなくなってしまい、むしろそれが得意な事となってしまうのです。

パパッと行動できる人のイメージはバイタリティのある人であったり情熱のある人と思われがちですけれど、実は、そういった人の背景には、色々な経験を積んで苦手意識を克服したという経験があるのかもしれません。

従って、見る前に跳べるようになるには、訓練することも時には必要であるといえます。

考えないように訓練する

日本の禅のあり方を世界に広めた鈴木大拙に、ある少年がこんな質問をしたそうです。「どうしてお坊さんは、お寺で修行をするのですか?」と。すると大拙はこう答えたそうです。「スッと行動できるようになるためだよ。人間は修行をしないとなかなか行動できるようにならないからね」

大人になると思考することを通して決断するようになります。思考することは諸刃の剣といえます。思考力が行動力を下げてしまうことが多々あるのです。ですのでお寺で修行するお坊さんは、思考することで低下しまいがちな行動力を上げていくという修行をしているといってもいいでしょう。

幼い子供はまだ思考する力が発達していない故に、思いのままどんどん行動していきます。そういった意味では、幼児は行動力は大人より勝っているといってもいいでしょう。幼児には恐怖心が少ないのかもしれません。だからどんどん物おじせずに行動できるのです。

小池龍之介さんというお坊さんが、以前、「考えない練習」という本を出しベストセラーとなりましたが、このタイトルの意味を読み解くと、考えることは必ずしもいいことばかりではないというメッセージが含まれているといえるでしょう。

つまり、「見る前に跳べる」ようになるためには、色々な事をあまり深く考えすぎないということが大事であるといえます。「したいと思ったこと」は、その初期衝動に従って、スッと行動するのが大切なのかもしれません。

とはいえ、考えずに行動できるようになるためには、そのための訓練も必要になるので、最初は大変な思いをするかもしれませんけれど、したいと思ったことは、必ずするという訓練をしていかなければならないようです。

本日のまとめ

見る前に跳べるようになるために練習する。
① 苦手な事を克服すると、それは得意な事となり苦も無く行動できるようになる。
② いろいろな経験を積めば、自然と行動力が上がっていく。
③ 考えすぎないことが行動力を上げて行くポイント。
④ したいと思ったことは、その初期衝動に従ってスッと行動することが大事。
⑤ 行動力を上げるには、したいと思ったことは必ずするという練習も大切。

 

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